旅行中に子どもが突然熱を出したり、転んでケガをしたら──?
慣れない海外、しかもタイ語も英語も不安…。
そんなとき、落ち着いて動ける自信がありますか?
「まさか自分が病院に行くことになるなんて思ってなかった」
実際に多くのママパパがそう話しています。
このガイドは、タイ・バンコクで実際に出産・育児・足の手術を経験した著者が、現地でのリアルな医療情報と対処法を、1冊にギュッとまとめたものです。
旅行中の「困った!」に、すぐ対応できるように、必要な情報をすべて詰め込みました!!
この一冊でわかる!安心ポイント
✅ 子どもが病気になったら? 症状別の対応フロー
✅ どの病院に行けば安心? 日本語OK&緊急連絡先一覧
✅ 海外旅行保険の選び方 クレカ付帯との違いも解説
✅ 救急車はどう呼ぶの? 手順・通報先・注意点
✅ 現地の処置方法は? 日本との違いと心構え
✅ 病院に行く時の持ち物・服装チェックリスト
✅ 薬局で買えるおすすめ薬リスト(解熱剤など)
✅ アレルギー注意情報(例:パクチーやマンゴー)
こんな方におすすめ‼︎
-
初めての子連れタイ旅行で、ちょっと不安を感じている
-
いざという時に「冷静に対応できる自信がない、、、」
-
実際に現地で役立つ、リアルな情報がほしい
-
病院の受診経験がある友達が、どんなふうに対応したか知りたい
-
日本語で相談できる連絡先を事前に準備しておきたい
スマホに入れて、旅のお守りに。
病気やケガをしないに越したことはありません。
でも、「万が一」に備えることで、旅行はもっと安心で、もっと自由になります。
この1冊が、あなたとご家族の楽しい旅を守る“お守り”になりますように。
子どもが病気になったら?症状別・対応フローチャート
子どもが急に熱を出したり、咳が止まらなくなったり、嘔吐したり…
普段ならすぐ病院に連れて行ける状況でも、旅先のバンコクでは不安が何倍にもなりますよね。
本記事では、**バンコク滞在中に子どもが体調を崩したときの「初期対応フロー」**を、症状別にわかりやすくまとめました。
救急に行くべきか? 自宅で様子を見るべきか? 日本語が通じる病院はどこ?
判断に迷ったときに、落ち着いて行動できるようサポートします。
\いざという時に慌てないために。今すぐチェック!/
迷ったら、この2軸で考えましょう。
・「元気があるか」= 食事・水分が取れる/笑顔がある
・「どれくらい続いているか」= 半日で改善する?悪化している?
これを目安に、「様子見」か「病院へGO!」かを判断してくださいね。
①発熱:何度以上で病院へ?
▶︎ 37.5〜38.5度程度(元気がある)
→ 水分補給+部屋で安静。子ども用解熱剤(タイの薬局でも購入可)で様子見(数時間〜半日)。
→ 翌朝も熱が続くようなら、病院へ。
▶︎ 38.5度以上 or 食欲・元気がない
→ すぐに日本語対応病院に連絡。移動の前に体を冷やす/解熱剤を服用。
▶︎ ぐったり/うとうと/嘔吐・けいれんを伴う
→ すぐに救急車手配(詳細は次回記事で紹介)
②咳・喉の痛み:風邪?RSウイルス?受診の目安は?
軽い咳や鼻水だけなら、まずは自宅で安静がベター。
ですが、時間の限られた旅行中どうしても外出をしなければならない時は、休憩をとるようにしてスケジュールを組込み過ぎず無理のないスケジュールで観光するのがおすすめです。
咳が長引いたり、ゼーゼー・ヒューヒューする ような症状が出ているようなら小児科を受診しましょう。
高熱+咳=インフルエンザやRS、マイコプラズマなどの可能性もあります。
ドラッグストアでは咳止めや解熱剤を販売していますが、熱がある場合は小児科へいきましょう。
③下痢・嘔吐:脱水に注意!経口補水液の使い方
1度の嘔吐や下痢だけなら観光を続行するか様子を見てみましょう。
複数回 or 血便ある場合は必ず医療機関を受診しましょう。
脱水予防が最優先。
タイではPedialyteと言うのがOS-1のような経口補水液が売っています。
嘔吐が続いて水分が取れない場合は最悪点滴が必要なケースもあります。
その際は必ず病院を受診しましょう。
④発疹:熱あり/なしで対応が違う?デング熱の可能性も
発熱と発疹どちらもあるようであればウイルス感染の可能性があります。
病院で検査をするのがいいでしょう。
熱なしとかゆみありなら虫刺されや軽いアレルギーの可能性があります。
デング熱や手足口病の可能性があるのでこの場合も病院を受診するのがおすすめです。
⑤呼吸が苦しそう:緊急受診の判断基準
息が荒い、肩で呼吸している、顔色が悪い場合は迷わず救急へ向かいましょう。
喘息もちの場合は吸入薬を常備、発作が出たらすぐ受診するようにしてください。
⑥怪我をしたとき:擦り傷・切り傷・転倒・捻挫の対処法
転倒して出血した際は水で洗い流し、清潔にしてガーゼなどで圧迫止血してください。
捻挫・打撲の場合は冷やして、腫れ・痛みが続くなら整形外科を受診しましょう。
転倒して頭を打った際は吐き気・意識障害があれば即病院を受診しましょう。
安心して行ける!バンコクの日本語対応病院&緊急連絡先
子連れの旅でいちばん怖いのは「もしも子どもが病気になったとき、どうしたらいいのか分からない」こと。
わたし自身、息子が1歳のときにバンコクで高熱を出したことがありました。
タイ語も英語も不安、どこの病院がいいかも分からず、夜中にスマホで「バンコク 小児科 日本語」と必死に検索。
そのとき助けになったのが、日本語が通じる私立病院と、タイの24時間対応の医療通訳サービスでした。
この回では、そんな「子連れ旅行中でも安心して駆け込める医療機関」と「すぐ使える緊急連絡先一覧」をまとめました。
バンコクで日本語対応している主な病院リスト
下記、日本通訳の在中している病院となります。
病院名 | 特徴 | 対応言語 | 診療時間 |
---|---|---|---|
サミティヴェート病院(スクンビット) | 小児科・救急ともに充実。日本人窓口あり | 日本語◎ | 24時間(日本語通訳は日中) |
バムルンラード病院 | 医療設備トップレベル。国際色豊か | 日本語〇 | 24時間 |
バンコク病院(Bangkok Hospital) | 専門医が多数。 広くてキレイ | 日本語〇 | 24時間 |
BNH病院 | 日本人も多く利用。 日本語通訳あり | 日本語〇 | 平日8:00~17:00(救急は24H) |
病院選びのポイント(子ども連れならここをチェック)
下記、子連れにファミリーならチェックして欲しいポイントです。
日本語の通訳・サポートがあるか?
小児科が常設されているか?
ホテルからのアクセスは?(BTS圏内 or タクシー)
キャッシュレス対応(海外旅行保険)可能か?
すぐ使える緊急連絡先一覧(コピペしてスマホメモ推奨)
下記、今すぐ使える緊急連絡先です。
種類 | 連絡先 |
---|---|
タイ救急・消防(政府機関) | ☎️ 1669(英語OK/24時間) |
日本大使館(バンコク) | ☎️ 02-207-8500(平日) |
観光警察(Tourist Police) | ☎️ 1155(日本語対応あり) |
サミティヴェート日本人窓口 | ☎️ 02-022-2222(代表) |
バムルンラード病院 日本語デスク | ☎️ 02-066-8888 |
旅行保険が使える? 事前にやっておくこと
事前にやっておく事リスト
海外旅行保険の証券番号・連絡先をスマホと紙に控えておく
保険会社に「キャッシュレス提携病院」を事前に確認
クレジットカード付帯保険は、自己申請&立て替え払いが多いので注意
困ったら「通訳サービス」や「ホテルのフロント」にも頼ってOK!
万が一のときは、まず落ち着いてホテルのフロントに相談しましょう。
バンコクの4つ星以上のホテルなら、スタッフが医療通訳や病院の手配に慣れています。
また、日中なら日本大使館や日本人窓口に連絡を。
ひとりで抱え込まず、"使えるリソースは使う"が大切です。
旅行前に確認!海外旅行保険の選び方とクレカ付帯との違い
実際、わたしも最初はそう思っていました。
「年会費無料のクレジットカードに保険が付いてるし、わざわざ加入しなくても平気だろう」と。
でも、子どもと一緒の旅では事情がまるで違うんです。
子どもと一緒の海外旅行では、ほんのちょっとした発熱やケガでも「すぐ病院に連れて行くべきか?」と悩む場面が増えます。
その時、安心して病院に行けるかどうかは “保険があるかないか” が大きな分かれ道です。
実際にわたしも、現地で子どもが嘔吐を繰り返し、サミティヴェート病院へ。
幸い、事前に入っていた海外旅行保険がキャッシュレス対応だったので、診察料も薬代もゼロ。
何より「まず診せる」という選択がすぐできたことが、本当にありがたかったです。
クレジットカード付帯保険のメリット・注意点
クレジットカード付帯保険のメリット
-
申し込み不要(付帯型なら持ってるだけでOK)
-
自動付帯 or 利用付帯(旅行代金をカードで払えば有効)
-
年会費無料のカードでも付いていることが多い
-
一部カードでは家族特約付きもあり
クレジットカード付帯保険の注意点‼︎
項目 | 内容 |
---|---|
補償対象 | 「本人のみ」の場合が多い(子どもは対象外のことも) |
補償額 | 医療費:最大100~200万円が一般的(重症時は不十分) |
キャッシュレス対応 | 非対応が多い → 現地で立て替えて、帰国後に請求 |
言語サポート | 日本語窓口がないことも。やり取りが英語/タイ語の場合あり |
補償期間 | 90日間までが基本(長期滞在や駐在には不向き) |
専用の海外旅行保険のメリット
子どもと一緒に旅するなら、「専用の旅行保険」の方が圧倒的に安心です。
メリット
-
小児科/感染症/熱中症など、子どもに多い症状もカバー
-
高額医療(手術・入院・搬送費など)にも対応
-
キャッシュレス診療:提携病院で支払い不要
-
日本語サポート窓口が24時間稼働
-
家族全員まとめて契約できるファミリープランあり
補償内容の一例(東京海上・AIGなど)
項目 | 補償額目安 |
---|---|
治療・救援費用 | 1,000万円~無制限 |
携行品損害 | 10~30万円 |
航空機遅延費用 | 2~5万円 |
個人賠償責任 | 1億円まで |
子連れにおすすめの保険プラン比較
私が今まで海外旅行や留学、海外移住で利用してきたAIG損保、東京海上日動、ジェイアイ傷害火災(t@biho)、クレカ付帯保険の4つのおすすめの海外旅行保険をご紹介します。
保険会社 | 特徴 | ファミリープラン | キャッシュレス対応 | 備考 |
---|---|---|---|---|
AIG損保 | 日本語サポートが手厚い | あり | ○ | 空港カウンターでも加入可 |
東京海上日動 | 子どもの症例もカバー | あり | ○ | 提携病院多し |
ジェイアイ傷害火災(t@biho) | Web加入が簡単 | あり | ○ | 価格がリーズナブル |
クレカ付帯保険 | 旅行代金決済で発動 | 家族は対象外多い | × | 基本は自己負担→後日請求 |
「キャッシュレス診療」ってどうやるの?
キャッシュレスの出来る保険を選んだけど、「万が一の時に備えてやり方を知っておきたい!」そんな方は下記を事前にスクショしておこう!
キャッシュレス診療の方法
-
提携病院の受付で「保険証券」提示
-
保険会社にその場で連絡(または病院側が代行)
-
診察・薬・検査などを保険会社が直接支払い
タイでキャッシュレス診療が可能な病院は下記の通りです。
タイでキャッシュレスが使える主な病院(例):
- サミティヴェート病院(Sukhumvit)
- バンコク病院(Bangkok Hospital)
- バムルンラード病院(Bumrungrad)
- BNH病院(Silom)
価格の目安(例:子連れ3人家族/7日間の場合)
例えば私のように3人家族の場合は下記のような金額になります。
プラン | 価格 |
---|---|
クレカ付帯 | 0円(付帯条件あり) |
ミニマムプラン(通院のみ補償) | 約2,000~3,000円 |
標準プラン(治療+救援費+携行品) | 約4,000~8,000円 |
フルカバー(無制限+キャッシュレス) | 約10,000~15,000円 |
おすすめはフルカバーですが、標準プランでも十分保証が効くので子供の体調や年齢に合わせて選ぶといいと思います。
子連れ向けの保険を選ぶときのチェックリスト
子連れで海外旅行する際の保険を選ぶポイントは次の通りです。
チェックリスト
✅ 小児科・感染症・熱中症なども補償対象か
✅キャッシュレス診療が可能な病院が近くにあるか
✅ 保険証券・連絡先は日本語対応か
✅24時間の日本語サポート窓口あり
✅ 家族全員分の補償がカバーされているか(特に0~6歳)
万が一に備えた「保険情報の持ち歩き方」
私は海外旅行へ行く時、万が一の時に備えていつも下記の通りの事をしています^^
万が一に備えた「保険情報の持ち歩き方」
- 加入証書をPDF化してスマホに保存
- 紙でも1部プリントアウト(ホテル・荷物用)
- 保険会社の**緊急連絡先(現地連絡先)**をLINEメモなどに登録
- 実際に使うときの連絡手順を簡単にメモしておく
携帯電話でスクリーンショットを撮るのもいいですが、何が起きるか分からない旅行中。
病院に向かう途中で渋滞に巻き込まれる可能性もありますし、観光の最後で病院に行くことになるかもしれないし色んな事を想定し、充電がなくなった時の事を考え、私は心配症なのでコピーも一緒に持ち歩くようにしています。
実際によくある保険利用シーン
タイで病院を受診しなければならなくなってしまうシチュエーションは主に下記の通りかなと思います。
ケース | 保険で対応できた内容 |
---|---|
子どもが発熱・病院へ | 診察料・薬代が全額保険適用、キャッシュレスOK |
水にあたって嘔吐・下痢 | 点滴治療代と通訳代が補償対象 |
高熱・緊急帰国 | 航空券変更手数料・診断書費用もカバー対象に |
スマホの盗難(旅行保険特約) | 損害申請で一部補償されることも |
子連れ旅では、何より“安心して病院に行けること”が最優先。
その意味で、たとえ数千円の出費でも、専用保険は“心の保険”になります。
救急車の呼び方完全ガイド|通報先・手順・注意点
「タイで救急車を呼ぶ」って、実はハードル高い?
「子どもが急にぐったりして、呼吸も浅い気がする……すぐに病院に連れて行きたいけど、どうすればいいの?」
わたし自身、はじめてのタイでこの状況に直面したとき、頭が真っ白になりました。
日本のように「119」じゃないし、言葉も通じない。
救急車って呼べるの?病院は選べる?お金は?
そう、タイで救急搬送を頼むには「知っておくべき前提」がいくつかあるんです。
覚えておくべき3つの緊急連絡先
下記、タイの緊急連絡先となります。
緊急内容 | 通報先 | 備考 |
---|---|---|
救急車・火事 | ☎ 1669 | タイ語対応(英語可の場合あり) |
警察 | ☎ 191 | 通常の事件・事故に対応 |
観光警察 | ☎ 1155 | 英語/一部日本語OK。旅行者向け対応あり |
ココがポイント
「1669」が基本の救急番号ですが、観光客にはホテルスタッフ・大使館・保険会社経由で呼んでもらう方がスムーズです。
タイで救急車を呼ぶ3つの方法(おすすめ順)
ポイント①:保険会社の緊急窓口に連絡して手配してもらう(※最も確実!)
ココがポイント
🔑 事前にスマホに登録+紙で控えておくと安心です。
海外旅行保険に加入していれば、24時間対応の日本語窓口があります。
キャッシュレス提携病院へ救急搬送してくれる手配もここで完結。
24時間対応の日本語窓口のある保険会社は下記の通りです。
保険会社の緊急窓口
☎ AIG海外サポート:0120-061-531(日本語/24時間)
☎ 東京海上日動:03-6736-5055(日本語/24時間)
ポイント②:滞在先(ホテル・コンドミニアム)のフロントに頼む
言語の壁が不安なら、まずはフロントや管理人に「救急を呼んでほしい」と伝えるのも有効です。
伝え方の例(英語):「My child is sick. Could you please call an ambulance?」
フロントが救急・タクシー・提携病院のいずれかを判断して手配してくれます。
ポイント③:自力で1669に電話(緊急時の最終手段)
これはどうしても誰にも頼れない場合の最終手段です。
タイ語が話せたらベストですが、英語で通じるオペレーターが出る場合もあります。
伝え方の例(電話):"Emergency! My child is unconscious. We need an ambulance. Location: [住所].
位置情報(ホテル名・通り名・部屋番号)は英語でもいいので正確に伝えること。
病院は選べるの?
救急搬送=公立病院に連れて行かれることが多いですが、民間の私立病院(サミティヴェート/バムルンラードなど)に搬送希望が出せるケースもあります。
ただしその場合、、、:
・自費または保険でのキャッシュレスに対応している必要あり
・病院の救急車でないと搬送できないケースもある
→ 日本語対応が可能なサミティヴェートまたはバムルンラード病院へ直接電話するのがベストです。
タイ バンコクの救急車は無料?有料?
救急車の料金
公立病院の救急車(1669経由):基本無料
私立病院の救急車/保険会社経由:有料(500〜3,000バーツ程度)
→ キャッシュレス対応保険なら保険負担になることも
通報時に使えるタイ語・英語フレーズ
下記はメモしておく or 画面スクショ保存がおすすめです^^
日本語 | 英語 | タイ語 |
---|---|---|
子どもが具合が悪いです | My child is sick | ลูกป่วย (lûuk pùai) |
救急車を呼んでください | Please call an ambulance | เรียกรถพยาบาล (rîak rót phá-yaa-baan) |
意識がありません | Unconscious | ไม่รู้สึกตัว (mâi rúu sùek tua) |
ここに来てください | Please come here | กรุณามาที่นี่ (karunaa maa tîi nîi) |
タイ現地の処置方法と日本との違い
「日本と同じ感覚で行ったら、びっくりしましたー>_<;
「熱が続いて心配だから、念のため病院へ…」と思って軽い気持ちで行ったタイの病院。
実はわたし、日本との違いに戸惑ってしまった経験があります。
たとえば、、、、
- 初診なのに問診表に日本語がしっかりとあった
- 小児科がめちゃくちゃ広い
- 薬がドサッとその場で出てくる
- 会計はフロアごとに専用カウンター
…正直、「え、これで大丈夫?」と不安になったりも。
でも知っておけば慌てない!
「現地の処置方法&日本との違い」について、子連れ目線でしっかり解説します。
タイの私立病院、実際どうなの?日本とこんなに違いました
バンコクの私立病院は、「ここ、本当に病院なの!?」と思ってしまうほど、想像以上に近代的で清潔、そしてサービスの質も高い場所が多いです。
特に観光客や在住外国人が多いバンコクでは、日本の大手病院以上のホスピタリティを感じることもあります。
まず大きな違いは、診察までのスピード感。
日本のように「長い待ち時間」が当たり前…ということは少なく、予約なしでもスムーズに診てもらえる病院が多いのが印象的でした。
受付から診察、検査、会計、薬の受け取りまでがすべて1フロア内で完結するため、子連れでも移動の負担が少なく済みます。
また、タイの私立病院では診察と検査がセットで行われることが一般的です。
日本だと「検査は後日」「薬は薬局で別にもらってください」となることが多いですが、タイでは「今すぐ、全部済ませましょう」というスタンス。
子どもが体調不良のときにすぐに対応してもらえるのは、親としてもありがたいポイントです。
小児科の設備も充実していて、わたしが訪れた「サミティヴェート病院」では、キッズ専用の待合室やプレイルームがあり、ぬいぐるみや絵本も豊富で子どもが退屈しにくい環境が整っていました。
診察室もポップな装飾がされていて、医師や看護師も子どもへの接し方に慣れている印象でした。
そして最大の安心材料は、日本語通訳の存在。
バンコクの有名私立病院では、多くの場合、日本語デスクが設けられており、初診の受付から診察への付き添い、薬の説明、保険のやりとりまで丁寧にサポートしてくれます。
英語やタイ語に自信がなくても、「伝わるかな…」という不安がぐっと減るのは本当に心強いです。
まとめると、タイの私立病院は「効率的かつ快適」で、日本と比べてサービス面やスピードで勝る部分も多いです。
違いがある分、最初は戸惑うかもしれませんが、「子連れだからこそ助かる配慮」が随所に感じられる医療環境でした。
タイの医療「ここが違う!」体験からわかったこと
ポイント①:診察はスピーディー。検査・薬もその場で完了!
日本の病院でよくある「まず受付、長時間待って診察、別日に検査、さらに薬は外の薬局へ…」という流れは、タイでは基本的にありません。
たとえば、私が子どもを連れて行ったときは:
- 日本語デスクで受付
- 小児科へすぐ案内され、ほぼ待ち時間ゼロで診察
- 血液検査やレントゲンもその場で実施
- 診断が出て、処方薬は院内でそのまま受け取り
と、すべてが1時間ほどで完結しました。
特に体調が悪いときは、こうしたスピーディーな対応が本当に嬉しい!
ポイント②:言葉の壁?→日本語通訳がしっかりサポート
最大の安心ポイントは、日本語通訳が常駐していること。
受付から診察、検査の説明、薬の飲み方まで、すべて通訳さんが丁寧にサポートしてくれます。
特に医療の話は聞き慣れない単語が多く、少しのすれ違いが大きな不安につながることも。
でも、日本語通訳の方が一緒にいてくれることで、診察もスムーズに進み、「伝わらないかも」という心配がなくなりました。
ポイント③:医師はあっさり?でも対応は的確でテキパキ
タイの医師は、基本的に「笑顔で丁寧な説明をする」というよりも、とにかく効率的で的確に判断するという印象。
「ん?冷たいかも…?」と最初は戸惑いましたが、何度か受診してわかったのは、そのぶん判断が早くて頼れるということです。
特に小児科の先生は慣れている方が多く、子どもがぐずっていても落ち着いて対応してくれます。
看護師さんとの連携もスムーズで、安心感がありました。
病院に行くときの持ち物&服装チェックリスト
「子どもが熱を出した!」「現地の病院に行くべき?」――そんな判断をしたあとにやってくるのが、「で、何を持っていけばいいの?」という悩み。
タイ・バンコクの病院は、日本と比べるとスムーズで快適なことも多いですが、ちょっとした準備の差が、当日の安心感を大きく変えます。
今回は、実際に私が子どもを連れて病院に行ったときの経験をふまえて、
持ち物リストと服装のチェックポイントを、わかりやすくまとめました。
病院に行くときの「持ち物リスト」
「これだけ持っていれば安心!」という基本セットがこちら:
チェックリスト
- パスポート原本(親子ともに):
→本人確認や保険適用に必須。コピーはNGの場合も。 - 保険証券(海外旅行保険・クレジットカード付帯):
→保険会社によっては、保険番号だけでOKなことも。アプリ画面のスクショも◎ - 現金(1,000〜2,000バーツ程度)&クレジットカード:
→一部保険対応でも立替が必要な場合あり。クレカはVISA推奨。 - 診察に必要なメモ(症状の経過、アレルギーの有無、既往歴など):
→英語での説明が不安な人は、Google翻訳を活用して簡単にまとめておくと安心。
マザーズバックに入れておきたいもの
チェックリスト
- 母子手帳 or 予防接種歴の控え(英語翻訳つき):
→ワクチンの有無を確認されることがあります。 - おむつ・着替え・ウェットティッシュ:
→長時間の待機や検査に備えて。特に乳幼児は必須。 - お気に入りのおもちゃ・絵本:
→病院での「待ち時間ぐずり」を避ける最強アイテム。 - 水筒・おやつ(衛生的な個包装が◎):
→脱水予防やお腹が空いたときのレスキュー用に。 - 常備薬(日本から持参したもの):
→医師に「これを飲ませていた」と説明するのに役立ちます。
子連れで行くときの「服装のポイント」
病院は冷房が強い、長時間になるかも、動きやすい格好がベター。
服装のポイントも見落としがち。
でも、ここが意外と大事なんです
親の服装
- 動きやすくてシンプルな服装がベスト:
→子どもを抱っこしたり、荷物を持ったりする場面が多いため。 - 羽織りものを1枚持っていく:
→病院内は冷房が強め。冷え対策に。 - スニーカーやサンダル(滑りにくい靴)で:
→大病院は敷地が広く、検査室の移動などもあるため。
子どもの服装
- すぐに脱ぎ着しやすい服装にする:
→診察や検温で服をめくる場面が多いため。 - 体温調整がしやすいように:
→外は暑く、院内は寒いことがあるので重ね着がおすすめ。 - 靴は脱ぎ履きしやすいものに:
→ぐずってもスムーズに対応できます。
わたしが初めて子どもをバンコクの私立病院に連れていったとき。
夜間だったので慌ててGrabを呼び、最低限のものだけ持って飛び出しました。
が、病院に着いたら「旅行保険証券がない」「母子手帳どこ?」「おもちゃ忘れた〜」で、てんやわんや…。
そのときに学んだのが、“想像よりも時間がかかる”し、“寒いし”、“子どもは不安になる”ということ。
今では特に長期滞在の際は「病院行きバッグ」を小さく作って、旅行カバンに常に入れておくようにしています。
これがあるだけで、かなり気持ちが落ち着きますよ^^
アレルギー注意情報まとめ|子どもがパクチーを食べて舌に痺れの症状が、、、
アレルギーがあると、旅先の食事が不安になるかもしれません。
でも、事前に「何が危ないか」「どう伝えるか」を知っておくことで、対応力はぐっと上がります。
わが家もバンコクでいろいろな経験をしましたが、「備え」があったからこそ大きなトラブルにはならずに済んだと感じています。
「アレルギー=旅行をあきらめる理由」ではありません。
正しく知って、うまく付き合って、安全で楽しいバンコク滞在を!
バンコクでよくある「食物アレルギー」注意食材
タイ料理と聞くとパクチーがのった料理を想像しますよね。
実際にタイに来てパッタイなどのタイ料理を注文すると、日本でいうパセリのような感じで飾りなのか食べて良いのかわからないパセリ。笑
実際私はパクチーは嫌いではないので残さず食べてしまいます。
しかしながら、パクチーもアレルギーを発症してしまう可能性があるのです。
パクチーは、セリ科コエンドロ属の植物です。
セリ科に対するアレルギーは、ヨモギ花粉やセリ科の野菜との交叉によって発症することが多く、パクチーを食べた際に起こるアレルギー症状は、主に口腔内アレルギーの症状と同様。
人によっても差がありますが、
・パクチーが触れた口や唇が赤く腫れる
・舌がピリピリ感じる
・喉の膨張感
・口腔内の痛み
・ミミズ腫れや発疹等の皮膚症状
・呼吸困難
・アナフィラキシーショック
など、あるので食べ慣れてない、疲れている、体調がすぐれてない場合は食べるのを避けた方がいいでしょう。
子連れ旅行中に気をつけたいのが 「食物アレルギー」や「環境によるアレルギー症状」。
旅行中の興奮もあって、ふだんは出ない症状が急に現れたり、慣れない気候や香辛料でトラブルが起きたりすることも…。
他にも、タイでアレルギーが起こりやす食べ物はマンゴー、ライチ、ピーナッツ、カニ、エビ、牛乳、卵、小麦粉などあります。
食べる機会がある際は健康状態が良い日や沢山食べるのではなく少量にしておくようにするのがおすすめです。
レストランで伝えるべきアレルギーの言い方(タイ語&英語)
食物アレルギーがある場合、タイ語でしっかり伝えるのが一番安心です。
例文 | 英語 | タイ語 |
---|---|---|
ピーナッツアレルギーがある | My child has a peanut allergy. | ลูกของฉันแพ้ถั่วลิสง(ルーク コーン チャン ペー トゥアリソン) |
エビを抜いてください | No shrimp, please. | ไม่ใส่กุ้ง(マイ サイ クン) |
マンゴーアレルギーです | He/she is allergic to mango. | เขาแพ้ มะม่วง(カオ ペー マムアン) |
環境由来のアレルギーも意外と多い!
PM2.5・排気ガス
・バンコクは交通量が多く、大気汚染(PM2.5)の影響で、喘息や咳の症状が出る子もいます。
・特に乾季(12~3月)や交通渋滞の多い時間帯は注意。
→ マスク(N95レベル)の着用、空気清浄機付きのホテルを選ぶと安心です。
ダニ・ハウスダスト
・古いホテルやゲストハウスでは、ダニやカビによるアレルギー反応が出やすくなります。
・子どもが夜にくしゃみや咳を繰り返すようなら、寝具アレルギーを疑ってみるのも大切。
→ 高評価&清潔なホテル、レビューを事前にチェック!
旅行前・旅行中にできるアレルギー対策
日本から持参しておくと安心なもの
-
いつも使っている抗アレルギー薬(飲み薬・塗り薬)
-
アレルギー症状が出た時に使える体温計や保湿剤
-
アレルギーカード(英語・タイ語)
まとめ
いかがでしたか?
子どもと一緒の海外旅行。
楽しいはずの旅の途中で、「熱が出た…」「ケガした…」「食べたものでかゆがってる…」なんてことが起きると、一気に不安になりますよね。
そんなとき、“どこに行けばいいのか”“どう行動すればいいのか”が事前にわかっているだけで、心の余裕が全然ちがいます。
子どもと一緒の海外旅行は、トラブルがゼロというわけにはいかないでしょう。
でも、あらかじめ「こういうことがあるかも」と知っておくだけで、いざというときに焦らずに動けるのです。
この記事が、あなたの旅の「安心の地図」になれたらうれしいです。